判例: 高次脳機能障害
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自賠責の上乗せゼロという損保提示をくつがえし、提示額の3.5倍、計1億500万円(自賠責含む)が認められた例
緻密な立証で高次脳2級に常時介護を認めさせた
■高次脳機能障害(判例093) ■画期的判例 高次脳機能障害 被害者データ
74歳・男性
(農業) |
認められた主な損害費目
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詳細
本件は被害者が自賠責を取得後、当ネットに相談に来られた事案です。
当初、加害者側の損保会社からの提示額はゼロ。つまり、自賠責で賠償完了という説明でした。そこで我々は、被害者の現状について家族から詳しく聞き取りを行ったところ、常時介護が必要であることが明らかとなりました。さらに、家族が外へ仕事に出なければならないため職業介護人が必要であることから、高次脳2級に対して常時介護が認められ、症状固定後3年間は1週間8万6,000円、その後8年間は1週間11万6,000円の介護料を獲得することができたのです。
結果的に、自賠責の3,000万円で終わりだと告げられていた事案に、7,500万円が上乗せされ、74歳の高次脳被害者としては異例の計1億500万円もの賠償金を受け取ることができました。当初は苦しんでおられたご家族でしたが、大変喜んでいただくことができました。(茨城・水戸地裁管内 和解)
■増額のポイントおよび成果
損保側からの安易なゼロ円提示で示談に応じず、我々にご依頼いただいたことで、総額1億500万円の高額賠償につながった事例である。ぜひ、損保の低い提示にあきらめず、早めにご相談いただきたい。
また、事故から解決までに4年半の歳月が経過していたことを鑑み、調整金としては極めて高額な1,200万円も付加されている。これも当ネットの訴訟実績が判例されたものといえるだろう。
<成果>
- 過失割合は、20%を10%に下げることができた。
- 介護料について相手側はゼロを主張していたが、極めて高額を認めさせた。
- 住宅改修費用についてもゼロ主張をくつがえし、610万円を獲得した。
- 慰謝料については、1級以上の計2,970万円を認めさせることができた。
- 調整金については極めて高額が認められ、判決以上の内容で和解することができた。