判例: 高次脳機能障害
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高次脳機能障害3級の72歳女性が損保示談案の2.3倍(総額約6,200万円)で示談したケース
介護料日額3,000円のほか高額な調整金を認めた
■高次脳機能障害(判例087) ■画期的判例 高次脳機能障害 被害者データ
72歳・女性
(主婦) |
認められた主な損害費目
※弁護士費用及び遅延損害金相当額 |
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詳細
本件の被害者が当ネットワークに相談に来られたときは、すでに自賠責で後遺障害3級の認定を受け、2,144万円(本来は2,219万円だが高齢のため減額)を受け取られていました。相手側の損保会社からは、1,740万円の示談提示(逸失利益1,300万円、慰謝料1150万円、介護料1日1,500円を前提に算出)がありましたが、なかなか折り合いがつきませんでした。
しかし原告は、高次脳3級としては障害が重く、家事が満足にできず、デイケアに通う状態だったため、我々は逸失利益2,000万円のほか、遺障害慰謝料1,450万円、他失利益は1300万円、そして調整金としては高額な850万円も要求したところ、結果的に示談提示の約2.3倍にあたる4,000万円で示談することができました。(京都府 示談)
■増額のポイント
77歳・高次脳機能障害3級の事案としては、訴訟にも匹敵する6,200万円という極めて高額な結果を、比較的立証が簡便な示談で解決できた。特に介護料日額3,000円は特筆すべき高額といえるだろう。これらは全て当ネットワークの実績が評価され、損保会社との示談に生かされたものである。