判例: 高次脳機能障害
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被告の支離滅裂な主張に徹底反論し、過失割合ゼロを勝ち取った例
家庭の事情を把握して緻密な立証。高額な介護料と慰謝料を獲得
■高次脳機能障害(判例060) ■画期的判例 高次脳機能障害 被害者データ
73歳・女性
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認められた主な損害費目
(※弁護士費用及び遅延損害金相当額) |
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詳細
本件の被告はバイクに衝突した車の運転者でしたが、当初、被告は原告の転倒と自らが起こした衝突事故との相当因果関係を認めようとしませんでした。それどころか。「被害者側に転倒した過失がある」とまで主張してきたのです。 我々はあまりに支離滅裂な主張に対し、徹底的に反論。「非接触ではあっても、衝突事故と原告のけがには相当因果関係がある」と訴えたところ、裁判所はこれを全面的に認め、原告側の過失0%を勝ち取ることができました。 (愛知・名古屋地裁管内 和解)
増額のポイント
この事故で被害者は高次脳機能障害のほか右半身麻痺という後遺障害を負ったため、一人暮らしが続けられなくなり、遠方に住む長女が引き取って介護をすることとなった。我々はそうした事情もしっかりと把握した上で、緻密な立証を行い、その結果、日額1万8000円(職業介護1万5000円+家族介護3000円)という高額な介護料を獲得した。さらに、慰謝料についても、後遺症慰謝料2800万円のほか、近親者慰謝料300万円を認めさせることに成功した。
非接触という特殊な事案でもあり、ご家族は被害者の入院中から複数の弁護士に相談されたそうだが、結果的に我々に依頼され満足のいく和解を勝ち取ることができ、大変満足していただけた事例である。