判例: 高次脳機能障害
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当ネットが適切な病院を紹介したことによって適切な等級を取り、賠償を勝ち取った事案
2級に近い3級であることを強く主張し、介護料をアップ
■高次脳機能障害(判例041) 裁判所認定額 約1億8,000万円 ■画期的判例 高次脳機能障害 被害者データ
22歳・男性
(会社員) |
認められた主な損害費目
(※弁護士費用及び遅延損害金相当額) |
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詳細
被害者は大学を卒業し、就職したばかりの青年でしたが、悪質なドライバーの過失によって脳挫傷を負う重大事故に遭遇。高次脳機能障害とみられる後遺障害に苦しんでいました。しかし、被害者が居住する愛媛県内には、高次脳機能障害を専門的に診断してくれる病院がなかったため、まず我々は医療ネットワークを活用して、県外ではありましたが首都圏の有名な専門病院を紹介。高次脳機能障害であることを確定させ、3級の認定を受けた上で、提訴に踏み切りました。
争点となったのは、介護料です。
原告の障害は、実際には2級に近い3級であったため、我々は日額9,000円を強く主張しました。しかし相手側は、「被害者は回復しており、障害はもっと軽い」とし、日額5,000円で十分だと反論してきたのです。しかし、裁判所は原告側の主張を全面的に認め、日額9,000円の介護料を認めました。 (愛媛・松山地裁管内 和解)
増額のポイント
介護料の金額を巡っては、被害者が回復しているか否かで、相手側と主張が食い違うケースがたびたび見られる。本件の場合は、家族にも被害者の日常や介護の実態を聞き取ったほか、専門医の援助を得て障害の重さを緻密に立証。その結果、こちらの請求額が全額とおり、既払金を除き調整金を含め1億8,000万円という高額の賠償を勝ち取ることができた。