196高次脳機能障害
過失相殺35%の高次脳機能障害1級被害者について,適切に人身傷害保険金を請求した結果,損害賠償額と人身傷害保険金額を合わせた総獲得額が約3億円近くに達した事例。
将来介護費用は1級施設介護(但し定期的な一時帰宅・在宅介護を含む)を前提に適正な約1億2640万円(日額1万8000円)が認められた。 被告が過失相殺につき「事故の主たる原因は原告にある」と主張したのに対し,実際の過失相殺率は35%(被告に65%の過失)と認定させた。
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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1級1号 | 2019年 和解 | 岐阜地方裁判所管轄内 |
188高次脳機能障害
高次脳2級,自賠責別表第一併合2級の被害者につき,過失相殺30%ながら高額な総獲得額約1億3950万円を勝ち取った例。
・症状固定後の多少の症状改善を根拠とする加害者側の高次脳5級主張を排斥し,被害者の高次脳機能障害を自賠責同様2級認定させた。
・将来介護費用は日額9000円を基礎として計約6350万円が認容された。
・過失相殺は加害者側の50%主張を排斥し,30%と認定させた。
・和解案での提示額約9500万円から判決で約1億0950万円へと1500万円近く増額。
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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2級3号 併合2級 | 2018年 判決 | 東京地方裁判所管内 |
187高次脳機能障害
過失相殺35%の高次脳機能障害3級(併合2級)被害者について,適切に人身傷害保険金を請求した結果,損害賠償額と人身傷害保険金額を合わせた総獲得額が約1億9110万円に達した事例。
高次脳機能障害は3級ながら将来介護費用として高額な約4500万円(日額6500円)が認められた。 被告の過失相殺45%主張に対し,35%と認定させた。
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級3号 併合2級 | 2018年 和解 | 前橋地方裁判所管轄内 |
161高次脳機能障害
被害者のADL自立を根拠として高次脳3級を争う加害者側の主張を退けて自賠責認定通りの等級を認めさせ,総獲得額約1億7,620万円を勝ち取った例。
加害者の主張 ①本件事故は住宅街における道路上を歩行横断していた原告と,被告自動...
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級3号 | 2017年 和解 | 東京高等裁判所管轄内 |
152高次脳機能障害
高次脳5級年少女子について等級が争点となり控訴審まで争われるも第一審・控訴審ともに自賠責認定通り5級を認め8,000万円以上の賠償となった裁判例
被害者の飛び出しがあったとして15%の過失相殺が主張されるも被害者は無過失であると1審・控訴審ともに判断された裁判例
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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5級 | 2015年判決 | 名古屋高等裁判所管内 |
144高次脳機能障害
高次脳3級男児について日額5,000円・父母67歳以降日額1万円として総額4,900万円以上の将来介護料が認められた事例
幼稚園入園前のアスペルガー症候群等について素因減額が主張されたがこれを斥けた事案
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級 | 2015年和解 | 千葉地方裁判所管内 |
136高次脳機能障害
高次脳1級男児につき職業介護人利用の必要性が認められ将来付添費日額1万5,000円、住宅改造費1,900万円が認められた裁判例
・6歳男児自転車の交差点での出合い頭事故について加害者は55%の過失相殺を主張したが事故状況の立証により過失相殺率を15%に留めた例
・住宅改造費について本件の工事は事故に遭わなければ不要で家族の利便性も顕著に向上したとは言えないとして改造費用全額の賠償を認め損益相殺を許さなかった裁判例
・在宅付添費(症状固定前)につき加害者は6歳児童の身の回りの世話と大差はないとして争うも事故前の6歳児の世話と事故後の付添いは本質的に異なるとして日額8,000円を認めた裁判例〈管轄〉
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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1級 | 2014年判決 | 千葉地方裁判所管内 |
135高次脳機能障害
身体障害に焦点が当たり,高次脳が見過ごされていた事例
事故から10年近く経過後に高次脳と診断
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級、併合2級 | 2013年 和解 | 札幌地方裁判所管轄内 |
134高次脳機能障害
高次脳3級を争う相手側の主張を退け自賠責認定通りの等級を認めさせた上,3級として高額な総獲得額約2億3090万円を勝ち取った例
(1)一審(地方裁判所)における詳細 加害者の主張 ①原告は中学校進学の際,普通...
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級3号 | 2013年 判決 | 髙松高等裁判所管轄内 |
111高次脳機能障害
高次脳7級年少女性、基礎収入を男女全年齢平均賃金で算定し約3,700万円の逸失利益が認定された事例
被害者の飛び出しが争われるも和解において飛び出し事実は認められないとされた事例
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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7級 | 2012年和解 | さいたま地方裁判所管内 |
110高次脳機能障害
過失割合及び逸失利益が主たる争点となった事例。
被告の過失相殺50%の主張に対して30%の認定。
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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7級4号 | 2012年 和解 | 横浜地裁管内 |
107高次脳機能障害
高次脳機能障害2級小児について将来介護費日額8,000円、近親者67歳以降は日額1万2,000円が認められた事案
被害者の飛び出し事案として加害者は免責を主張するも被害者側過失は15%に留められた
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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2級 | 2012年和解 | 東京地裁管内 |
092高次脳機能障害
受傷後7か月目から当ネットの無料相談を受け極めて高額な介護料を勝ち取ったケース
- 概要:
- 困難な子供の高次脳立証に向け万全の準備を
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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2級 | 2012年 | 東京地裁管内 和解 |
102高次脳機能障害
小学生の男子・高次脳機能障害3級
50%の過失を主張されるも、15%に抑えることに成功
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級 | 2011年 和解 | 東京地方裁判所管轄内 |
073高次脳機能障害
9歳で受傷した被害者の将来の可能性を主張し、高額な逸失利益を勝ち取った事例
日常生活や学校生活の困難さを陳述書にまとめ、介護の大変さを立証
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級 | 2010年 | 東京地裁管内 (和解) |
072高次脳機能障害
損保の初回提示額1700万円が、緻密な立証により5.3倍の9700万円で和解
専門医の協力を得て異議申し立て。障害等級が7級から5級にアップ
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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5級 | 2010年 | 東京地裁管内 (和解) |
046高次脳機能障害
「子どもは回復する見込みが大きい」という損保の主張を覆し、高額介護料と住宅改造費を認めさせた例
親としても回復を信じたい気持ちに変わりはないはずが、あえて現実を見極め、担当医の協力も得ながら主張していくことが大切。
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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1級 | 2009年 | さいたま地裁管内 (和解) |
040高次脳機能障害
高次脳の専門医の援助を得て、適切な後遺障害等級を獲得
裁判中に普通学級から特別支援学級に転校したことで、相手の反論を退けた
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級3号 | 2008年 | 宇都宮地裁管内 (和解) |
037高次脳機能障害
3級の高次脳でも1万円の職業介護料と7,000円の家族介護料を認めた画期的事例
「子供だから回復する」という主張を日常生活の緻密な立証で覆す
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級 併合2級 |
2008年 | 福島地裁管内 (判決) |
024高次脳機能障害
自転車に乗った9歳女児が高次脳5級(併合3級)の障害
交差点で過失1割、将来介護料を平均余命の全期間、日額4000円を認めた注目判例
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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5級 併合3級 |
2007年 | 横浜地裁管内 |
019高次脳機能障害
子どもの高次脳機能障害(2級3号)
「介護費用不要」との損保主張に全面勝訴
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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2級 | 2006年 | 札幌地裁管内 |
018高次脳機能障害
子どもの高次脳
高次脳機能障害は2級と3級の中間であるという鑑定人の意見を採用し、介護料を認定
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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2級 | 2006年 | 新潟地裁管内 |
014高次脳機能障害
子どもの高次脳をどうとらえるべきか?
3級でも「介護」を認めた画期的判決
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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3級 併合2級 |
2006年 | 名古屋地裁管内 |
001高次脳機能障害
高次脳機能障害者の高額介護料を初めて認めた画期的判決
母親が職業を持っていたので、平日のみ職業介護人の必要性を主張
後遺障害等級 | 確定年 | 裁判所 |
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2級 併合1級 |
1993年 | 最高裁 二審東京高裁 一審東京地裁八王子支部 |